ペット霊園を探す前に決めておきたい3つのこと

関西のとあるペット霊園が突然閉鎖され、敷地内には個別のお墓から掘り出された。
遺骨が放置される・・・という悲しい出来事が実際にありました。

近年、ペット霊園を利用される方は少なくありません。

良い霊園とは?

 

この記事の目次

ペット霊園を探す前に決めておくべき3つのこと

ペット霊園は年々増えてきて都市部においてはその数もかなりあるため、全ての情報をチェックするのは大変な作業となります。
あらかじめ基本的な方針を決め、効率良く情報をチェックすることをおすすめします。

 

宗教・宗派にこだわる?

ペット霊園には、お寺が管理する仏式の霊園と、宗教不問の霊園の2種類があります。

お寺が管理する霊園は、供養のための木板でできた卒塔婆(そとば)が飾ってあったり、納骨堂内でお経のテープが流れていたりと、仏教色が濃い霊園が多いです。
お寺が管理する霊園に納骨したからといって、檀家にならなければいけないということはありません。

「人間と同じような荘厳な雰囲気がよい」という人もいれば、
「かわいいあの子に重厚な仏教の雰囲気は似合わない」と感じる人もいることでしょう。

あまり仏教色の濃い霊園では供養したくないという人は、お寺が直接運営する霊園は選ばないほうが無難です。

葬儀や火葬も霊園で行うか?

これからのことを考えて情報を集めている方は、 火葬や葬儀も行ってくれる霊園がよいか、
お墓を建てるだけでよいかを決めておきましょう。

自治体の斎場で火葬してもらい、遺骨をペット霊園に納骨する

ペット火葬を行っている自治体の斎場などで火葬してもらうと、火葬料金は2千円から3千円程度。

個別火葬をしてくれるところであれば遺骨を持ち帰ることが可能ですが、他のペットたちと合同火葬としているところは遺骨の持ち帰りができないため、注意が必要です。
また、個別火葬を行っている自治体の数はあまり多くないのが現状です。

 

 

民営のペット火葬場で火葬や葬儀を行い、遺骨を納骨する

民営のペット火葬を行っているところで火葬のみを済ませ、遺骨を持ち帰る方法です。
火葬料金は1万5千円から5万円程度で、ペットの大きさや立ち会いをするか否かなどで料金が変わります。

葬儀に対応しているところでは、オプションで火葬前に簡単な葬儀を行ってくれます。

 

 

ペット霊園で火葬から納骨までをする

火葬場併設のペット霊園であれば、火葬から納骨までを当日のうちに済ませることが可能です。
費用は火葬、葬儀、納骨まで合わせて5万円から7万円程度が相場です。

 

どのパターンがよいかを考え、ペット霊園を探すなら、火葬から納骨までのプランを同時に練りましょう。

 

お墓や納骨堂 霊園で供養する方法

個別のお墓に納骨する
人間同様に個別のお墓を建てる方法です。
費用は、小さいものなら数万円、人間と同じくらい大きなお墓を望むのであれば数十万円になることもあります。

合祀する
骨壺から遺骨を取り出し、他のペットと一緒に納骨する方法が合祀です。
数千円から1万円程度で納骨できます。

納骨堂に骨壺を安置する
骨壺のまま、ペット霊園やペット火葬場併設の納骨堂に骨壺を安置する方法です。
年間契約として1万円程度の費用がかかります。

 

ペット霊園での供養やお参りは?

ペット霊園には、人間の霊園と同じようにお参りはいつでも行くことができるのか?
また、供養はどのように行えばいいのか?

個別墓や合同墓などお墓のタイプによって、お参りや供養の方法は違うのか?

気になるペット霊園での供養やお参りについて紹介します。

 

人と同じようにお参りに行ける

霊園という明確な場所にお墓を建てていれば、人間のお墓参りと同様にいつでも可能です。

個別の墓を扱っている霊園では、人間のお墓同様に区画を募集して墓地を購入するといった形式となっています。
建てるお墓には、和型墓石や洋型墓石などありますが、ペットをイメージした犬や猫の姿の彫刻を墓石としたり、ペットのシルエットを掘った墓石など設置する場合もあります。

また、墓石を建てずに、納骨堂に納骨する方法や、他の動物とともに埋葬する合同墓もあり、ニーズに合わせて埋葬方法も多様化しています。

墓石などがあることで、現実的な供養が可能なため、お墓参りを続けやすくなります。
大切なペットのお墓を建てたのなら、いつもでもお墓参りをして、手入れを怠らず供養をし続けていきたいものです。

最近は人間の遺骨とともに埋葬することが許された霊園もあります。

合同墓タイプは月例法要や供養祭がある

他のペットなどと一緒に遺骨を埋葬してしまう合同墓の場合のお参りや供養はどうすればいいのでしょうか。

ペット霊園では、合同墓を中心に受け入れているところが多いといえます。

合同墓を取り扱っている霊園では通常の場合、慰霊塔のような象徴的なお墓を設置してあります。
お墓参りをする場合には、この慰霊塔などにお花や線香などを供えお参りすることができます。

また合同墓のタイプは、月例法要や定期的に供養祭を行うことが多く、月例法要や供養祭には僧侶を招き、読経を唱えてもらいます。

お花やお供え物をして、合同で眠るペットたちの霊の供養を一度に行います。

 

まとめ

インターネットで検索するとたくさんの霊園が出てきますが、愛するペットと飼い主さんにとって一番ふさわしいペット霊園の選ぶ前に、どんなペット霊園にするのか、お墓のタイプやお参りはできるのかなど、あらかじめ決めることで効率良く探すことができるでしょう。

 

大切な愛犬が安心して眠れる霊園を探してあげたいですね。

 

 

 

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