愛犬を亡くした後、供養・火葬はどうするか?
飼い主さんは悩むところだと思います。
実際、私も愛犬を亡くし、初めて見送る愛犬にどうしたらいいのか分からずに悩みました。
土葬にするのか、火葬にするのか家族で話し合い、移動火葬車による出張火葬を選びました。
私の経験からも、少しお話したいと思います。
自宅でも出来る、訪問火葬とは?
訪問火葬とは、ペット専門の火葬業者が移動火葬車で自宅まで訪問し火葬を行うもので、思い出がたくさん詰まった自宅で家族と一緒に最期のお別れが出来るサービスです。
家族のご都合に合わせて火葬することが出来ます。
24時間365日対応してくれる業者もあるので、日中はもちろんのこと、早朝や深夜の予約にも対応してくれるので、お仕事の前や後に家族全員でのお見送りができます。
火葬の場所は、自宅のお庭や河川敷など思い出の場所で行うことが出来ます。
訪問火葬車での火葬
訪問火葬車とは、ペット専用の火葬炉を持った特殊な車両です。
一般的に、多くの訪問火葬が可能な火葬車は、社名やロゴ等の記載は一切なく普通の車と違いはないので、ご近所の目を気にすることはありません。
また、周囲への配慮のため、煙や臭い・ダイオキシンを発生させないなど、環境にやさしく、さまざまな火葬炉基準をクリアーした『無煙・無臭、無公害構造』となっています。
HP ペット供養大百科 様より参照
訪問火葬車は軽自動車から大型の貨物車両まで様々な仕様のものがあります。
自動車のサイズによって積み込める火葬炉の規模に制限があるため、ご遺体のサイズ次第では火葬できない場合もあるので、事前に確認することが大切です。
訪問火葬のプランと費用
訪問火葬を行っている専門業者ではいくつかプランを設けているところがあります。
火葬プラン
◆引き取り供養
ご自宅へ愛犬のご遺体を引き取り、合同火葬を行います。
その後寺院や霊園に合同埋葬をします。
※合同火葬のため火葬には立会いは出来ません。
合同埋葬となるので、返骨はできません。
◆一任個別火葬
移動火葬車にて自宅などに伺い、お骨を綺麗に残すために温度や時間を配慮し完全個別火葬を行います。
火葬終了後、スタッフが拾骨を行い、骨壺・骨袋に納めて返骨します。
※拾骨には立会いは出来ません。
◆立会個別火葬
移動火葬車にて自宅などに伺し、個別火葬を行います。
火葬終了後、家族で拾骨を行い骨壺に納めお返しします。
費用
ペットの体重により費用が異なります。
大型犬の大きさによっては火葬炉に納められない場合があります。
こちらはペット火葬・ペット葬儀【ジャパンペットセレモニー】様の料金プランです。
ペットの体重 お引取り供養プラン 一任個別火葬プラン 立会個別火葬プラン 極小動物
体長10cm未満12,000円
(税込み12,960円)15,000円
(税込み16,200円)17,000円
(税込み18,360円)2kg未満 14,000円
(税込み15,120円)17,000円
(税込み18,360円)19,000円
(税込み20,520円)2~5kg 17,000円
(税込み18,360円)20,000円
(税込み21,600円)22,000円
(税込み23,760円)5~10kg 20,000円
(税込み21,600円)23,000円
(税込み24,840円)25,000円
(税込み27,000円)10~15kg 25,000円
(税込み27,000円)28,000円
(税込み30,240円)30,000円
(税込み32,400円)15~20kg 30,000円
(税込み32,400円)33,000円
(税込み35,640円)35,000円
(税込み37,800円)20~25kg 34,000円
(税込み36,720円)37,000円
(税込み39,960円)39,000円
(税込み42,120円)25~30kg 39,000円
(税込み42,120円)42,000円
(税込み45,360円)44,000円
(税込み47,520円)30~35kg 45,000円
(税込み48,600円)48,000円
(税込み51,840円)50,000円
(税込み54,000円)35~40kg 51,000円
(税込み55,080円)54,000円
(税込み58,320円)56,000円
(税込み60,480円)40~45kg 57,000円
(税込み61,560円)60,000円
(税込み64,800円)62,000円
(税込み66,960円)上記の価格には火葬費用・骨壺骨袋・交通費が含まれています。
- 追加費用はございませんが、メモリアル商品や埋葬・納骨をご希望される場合には、
別途費用が掛かります。- 別途交通費が発生する地域もございます。
ペットの体重目安
区分(体重) 種別(例) 極小動物 ハムスター等、体長10cm未満の小動物 2kg未満 フェレット・モルモット・プレーリードッグなど 2~5kg 猫・うさぎ・チワワ・ポメラニアン・マルチーズなど 5~10kg Mダックス・Mシュナウザー・シーズー・パグなど 10~15kg 柴犬・ビーグル・コーギー・シェルティーなど 15~20kg ボーダーコリー・紀州犬・甲斐犬など 20~25kg ダルメシアン・ブルドッグ・サルーキーなど 25~30kg ハスキー・ボクサー・コリーなど 30~35kg シェパード・ゴールデン・ラブラドールなど 35~40kg 秋田犬・バーニーズマウンテンドッグなど 40~45kg グレートピレニーズ・ロットワイラーなど
他社でも同じような料金体系になっていますが、事前に確認してください。
訪問火葬のメリット・デメリット
訪問火葬をどんな時に利用すべきなのか、メリット・デメリットについて紹介します。
メリット
・忙しいご家族でも自宅にいるタイミングでご家族揃ってお見送りできます
・移動する必要がないため、体の不自由な方や、高齢の家族にも安心です
・親しいご近所の方も参列可能です
・ペットの慣れ親しんだ場所でお別れができます
・24時間365日対応など時間に融通が利く業者が多いです
デメリット
・納骨・埋葬がその場ではできない
・大きな犬などは、火葬できない場合があります
・人目を気にしてしまう可能性もあります(自宅前でできない場合、して欲しくない場合は、
火葬に適した場所を選んで行います)
・天候によっては収骨が困難な場合があります
訪問火葬のまとめ
訪問火葬車による訪問火葬について説明してきましたが、葬儀場に行かずに家族揃ってのタイミングで見送りができ、24時間365日対応など時間に融通がきく半面、訪問火葬の増加に伴い、トラブルも増えてきています。
あとになって高額な料金を請求する、質の悪い炉を使っていい加減な焼き上げをする、火葬した遺骨を正規の供養をせずに廃棄物として処理する、といったことをする悪質な業者も多く見受けられます。
悪徳な業者に関わらないためにも、どの業者に依頼するかは慎重な見極めが必要です。