愛犬が健在の飼い主さんは葬儀について考えたことはあるのか?

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愛犬が健在の飼い主さんは葬儀について考えている?

愛犬が健在している飼い主さんは葬儀についてどう考えているのでしょうか?

アニコム 家庭どうぶつ白書 2019」によると、2017年度の犬の平均寿命は14.0歳。
犬種や体格や、室内飼いか室外飼いなどでも変わってきますが、犬の平均寿命は人間と同様に年々延びています。

とはいえ、愛犬は人間よりも寿命が短いので、いつか送り出さなければいけません。

「INUNAVI(いぬなび)(https://inunavi.plan-b.co.jp/)「愛犬の葬儀」に関するアンケート調査】をもとに愛犬が健在の飼い主さんに葬儀についてどう考えているのかまとめてみました。

【アンケート調査概要】
・アンケート内容:愛犬の葬儀について
・調査方法:インターネット調査
・アンケート対象:10代~60代の全国の犬の(現・元)飼い主さん691名(男性177名 / 女性514名)
・アンケート実施期間:2021年3月10日~3月15日

 

もし愛犬が亡くなったとき葬儀はする?

もし、愛犬が亡くなったとき、葬儀はどうするのか考えているのでしょうか。

・葬儀をする予定…46.0%(127人)
・まだ何も考えていない…33.3%(92人)
・葬儀はしない予定…20.7%(57人)

 

最も多い回答は「葬儀をする予定」の46.0%でした。

2歳や3歳のわんちゃんの飼い主さんでは「まだ何も考えていない」と回答した人が多く見られましたが、5歳を超えた飼い主さんでは「葬儀をする予定」もしくは「葬儀をしない予定」と、亡くなった後のことを考えていることがわかります。

 

飼い主さんの多くはわんちゃんの年齢が若いほど、まだまだ先のことなので葬儀のことは考えられないようですね。
シニア犬になってから考えるという方が多いようです。

愛犬が亡くなった後、葬儀や供養はどうしたいのか?

愛犬が亡くなった後、遺体の葬儀や供養はどうしたいのでしょうか。

・どうすればいいかわからない・まだ考えていない…36.2%(100人)
・個別葬儀がしたい…35.9%(99人)
・葬儀はしない予定…13.8%(38人)
・自宅に埋葬したい…7.6%(21人)
・合同葬儀がしたい…6.5%(18人)

 

最も多い回答は「どうすればいいかわからない・まだ考えていない」36.2%でした。
今は元気な愛犬の姿を見ていると、なかなかそこまでは考えられないというのが正直なところなのかもしれません。

しかし、僅差で「個別葬儀がしたい」35.9%と続いています。

 

葬儀をするなら「個別」を望んでいる飼い主さんが多いようですね。

 

火葬をする場合、どんな形でしたい?

火葬をする場合、どんな形でしたいと考えているのでしょうか。

・立ち合い個別火葬がしたい…73.4%(110人)
・合同火葬がしたい…7.3%(11人)
・移動火葬車で個別火葬をしたい…7.3%(11人)
・火葬以外の方法で埋葬したい…5.3%(8人)
・一任個別火葬をしたい…4.0%(6人)
・移動火葬車で一任個別火葬をしたい…2.7%(4人)

 

最も多い回答は「立ち合い個別火葬がしたい」が73.4%でした。

今はまだ、葬儀について詳しく考えることができなくても、自分でお骨拾いをしたいという飼い主さんが7割以上いるという結果になりました。

また、「移動火葬車」「一任個別火葬」と合わせても、87.4%の飼い主さんは返骨を望んでいるようですね。

 

 

 

火葬後の愛犬のお骨はどうする?

火葬をした後、愛犬のお骨はどうするのでしょうか?

・自宅で手元供養…46.2%(123人)
・自宅の庭や好きだった場所に埋葬・散骨…21.1%(56人)
・ペット霊園でお墓を用意…12.4%(33人)
・ペット霊園の合同慰霊碑…11.3%(30人)
・お寺の合同供養塔…4.1%(11人)
・納骨堂…3.4%(9人)
・保健所に引き取ってもらう…1.5%(4人)

 

最も多い回答は「自宅で手元供養」が46.2%でした。

最近では骨壺が収納できるペット用仏壇などもたくさん販売されているので、自宅で供養するという方法を選ぶ飼い主さんも多くなってきています。

 

 

 

埋葬する場合は注意が必要!!

いつでも手を合わせることができるように、愛犬の遺体やお骨を自宅の庭や好きだった場所に埋葬・散骨したいという飼い主さんも多いと思いますが、埋葬する際は十分に注意が必要です

愛犬の遺体やお骨を埋葬する際、公園や他人の土地に無断で埋葬すると法律により処罰される場合があるので、自宅や私有地に埋葬しましょう。
自分の所有地でなければ不法投棄となるので安易に埋葬することはできません。また、地域によっては所有地であっても遺体やお骨を庭に埋めることが禁止されています。

埋葬する場合には、できるなら火葬してあげるのがベターです。火葬をする場合は費用こそかかりますが、野生の動物に掘り返される恐れなく、スペースも少なく埋葬でき、腐敗するなどして、近隣住民とトラブルになるリスクもありません。

愛犬のお骨を庭に埋葬する場合、管理しやすい、コストがかからないなどのメリットがありますが、引っ越しなどのデメリットもあります。
自分の家であれば問題はありませんが、誰かにその家を貸すなどが難しくなったり、その土地を手放すという可能性も0ではありません。そうしたことも視野に入れる必要があります。

 

自分の所有している土地ではない場合には埋葬できないので、手元供養やお寺にて供養してもらうなど、違う方法を検討する必要があります。

 

葬儀をするにあたって不安なことは?

愛犬が健在している飼い主さんに、「葬儀について不安なことは?」という質問をしたところ以下のような回答となりました。

・費用がどれくらいかかるのかわからない
・費用を上乗せされるのでは?
・友人がぼったくられたから不安
・いつ連絡をすればいいのかわからない
・HPを見ても葬儀や費用が不透明でわからないことが多い
・遺体を雑に扱われるのではないかと不安
・立ち合いじゃないと何をされているのかわからない
・希望通りの葬儀をしてくれるのか
・お骨を取り違えたりしないか不安

 

不安に思っていることで多かった回答は「費用がどれくらいかかるのかわからない」でした。
葬儀についてHPを調べている飼い主さんも多かったですが「金額がわかりにくい」と感じているようです。
また、「ご遺体をどう扱われるのか」を心配する声も多く見られました。

 

ペット霊園でのトラブルなどが報道され、目にすると不安が募りますね。
悪徳業者にひっかからないよう、しっかりと見極めることが大切です。

まとめ

愛犬が健在の飼い主さんに、葬儀について調査した結果をお伝えしました。

愛犬は人間よりも寿命が短いので、いつか、遠くない未来に送り出さなければいけません。
その時になって、気が動転していたり、悲しさから良い判断ができるとは限らないので、健在なうちに葬儀や供養について考えておくと安心ですね。

 

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