中居正広性暴力はあった!文春有料記事で判明した通知書の具体的な行為の内容

2023年6月、元フジテレビアナウンサーX子さんが中居正広さんの自宅マンションで被ったとされる一連の性暴力事件。

その真相を明らかにする「通知書」の詳細が、週刊文春の有料記事により初めて公開され、芸能界はもちろん社会に大きな衝撃を与えました。

本記事では、被害者の生々しい証言と通知書に記された具体的行為、第三者委員会の認定内容や中居側の反論を踏まえ、事件のリアルな全貌と今後の展望を詳しく掘り下げます。

 

「複数人の会食」と伝えられたその裏で

中居正広

事件の発端は「複数人での会食」に誘われたX子が、中居の自宅マンションを訪れたことです。しかしドアを開けると迎えたのは中居ただ一人。

テーブルにはあらかじめ用意された豪華な料理。「最初から2人きり」という意図が見え隠れし、X子の不安は最初から漂っていました。

この時の“違和”と“警戒”が、後の通知書には時系列で克明に記されています。

おはようです。今晩、ご飯どうですか?何曜、何曜、空いてたか、忘れてます笑、急なので予定入ってるかな。雨ザー☂です(原文ママ、以下同。23年6月2日、12時11分)

19時に六本木で仕事終わる予定です

メンバーの声かけてます。また、連絡します(同日、13時40分)

中居は当日の大雨を考慮し、実際は誰にも声を掛けていません。

メンバー見つからずです〜。どうしよかね。2人だけじゃ気になるよね。せっかくだから飲みたいけど

とメールのやり取りがありました。

彼女は第三者委の調査に対し
「直前、誰も集まらない、いい店がない、それならこの前みんなでバーベキューをしたところでごはんはどうですか?と仕事上付き合いのある芸能界の大御所からそういわれたら、今夜暇だと言ってしまった私は行かざるを得ない。(中略)断ったりしたら仕事に影響が出るのではないか」(第三者委の報告書より)

と答え、 彼女の親友が当時の心境を代弁する。

「適当な店が見つからないことを理由にマンションでの食事を提案されたのに、その直後にちゃんと鍋が用意されてあった。肉も魚も野菜も並べられており、彼女はこの状況に際して『仕組まれたな』と心の中で思ったそうです」

 

通知書に記された「合意なき接触」のリアル

中居正広2

文春や第三者委員会の報告、および通知書の概要から浮かび上がるのは非常に具体的で詳細な行為の連鎖です。

  • 食事を終えた直後に始まる“突然のスキンシップ”

    食事が一段落したタイミングで、中居がX子に唐突に身体的な接触。驚いたX子が「やめて」と複数回拒否の意思表示をするも、中居は「大丈夫だから」「信じて」などの言葉で精神的な圧をかけてきたといいます。

  • 押さえつけとキス、無理な脱衣

    X子の抵抗にかかわらず、中居は強引にキス。さらにはX子の上着や下着をめくり上げ、胸部に顔を埋める行為や、ベッドルームへと連れて行こうとするなどの詳細が克明に記録されています。通知書には「泣きながら必死で抵抗した」「身動きが取れなかった」といった心理面も具体的に描写されています。

  • ベッドへの誘導とさらなる強要

    拒否を無視してX子をベッドに押し倒し、強いスキンシップを続行。完全な性行為には至らなかったとも記載されていますが、「不同意の下で押し倒し、脱衣、胸部・性器への接触といった違法性の高い行為」が繰り返されたことが指摘されています。

中居は彼女に向き直り、じっと目を見つめると、キスしてきたのだ。

彼女は突然の出来事に恐怖し、顔を左右に動かし抵抗したが、中居は強烈な力で彼女の顔を固定し、キスを続けた。中居が力を緩めた瞬間、彼女は「なんですか!」と抗議し、身体を翻した。ところが、中居は「可愛いなぁ」と呟きながら彼女を再度押さえつけ、キスを繰り返す。

そして、中居の行動は時間と共にエスカレートしていった。衣類を無理やり脱がそうとして失敗すると、下着を捲し上げ、彼女の胸部に顔を埋めたのだ。

「こういうのはちょっと。やめてください!」

彼女の悲痛な訴えを耳にした中居は一旦行為を止めた。彼女が隙を見て衣類を着け直していると、中居はソファにどかっと腰を沈め、「これ、もうどうしてくれるの?」と言いながら、短パンの上から触らせるのだった。

「ほら、こんなんなっちゃってるんだから!」

中居はそう言って服を脱ぎ、彼女に再び襲いかかる。

彼女が頑なに拒否するのもお構いなしに、衣類や下着を胸の上までまくりあげ、胸部に加えて、下半身を触り続けた。彼女は抵抗するも、脱がされた衣類が手錠のように両腕を拘束し、思うように身動きが取れない。恐怖と絶望に駆られた彼女の頬には止めどなく涙が伝った。

だが――。

中居は意に介さず、欲望の赴くままに行為を遂げたのだった。

 

精神的ダメージの証拠と通知書の裏付け

通知書には、事件直後にX子が携帯のメモや第三者へのメールで記録した証言、事件から2ヶ月間にわたる中居とのショートメール50通以上、被害後のPTSD診断書など、複数の客観的証拠も添付。

これらが「虚偽の入り込む余地が乏しい」強い裏付けと評価されており、法的にも実質的な証拠価値があるとされました。

 

第三者委員会認定の決め手となった「具体的行為」

フジテレビ第三者委員会もこの通知書および証拠資料、医師診断書などを精査し

「業務の延長線上で明確な不同意にもかかわらず、身体的・精神的圧力を伴う性的行為が繰り返された」

ことを公式に認定。

通知書は単なる被害者の主観を述べた文書ではなく、複数のエビデンスに基づいた時系列・事実関係の土台となったのです。

 

週刊文春が入手した「通知書」の信憑性

週刊文春が入手した「通知書」の信憑性と裏付けについては、以下の複数の観点から高い証拠価値を持つと報じられています。

1. 通知書の作成経緯と文書の公式性

通知書は、被害を訴えたX子さんの事件直後の詳細な証言や記録(携帯メモ・メール記録)をもとに、代理人弁護士が法的文書として作成し、中居正広氏の事務所に内容証明郵便で公式送付されています。

このプロセスは法的トラブル時によく用いられる手続きで、事後的な辻褄合わせや捏造の余地が小さいとされます。

2. 客観的裏付け資料と証拠の多重性

通知書の内容は、X子さんが事件直後から記録した携帯電話のメモ、事件から2ヶ月間の当事者間でのやり取り(50通以上のショートメール)、さらには被害直後の心身の状況や医師の診断書など複数の客観的資料によって裏付けられています。

法律家からも

「事案直後の当事者間のメッセージ等は虚偽が入り込む余地が乏しく、裁判でも高い証拠価値がある」

と指摘されています。

 

3. 第三者委員会による検証と認定

フジテレビの第三者委員会は、通知書や証言、メール記録、医療記録など膨大な関係資料を精査。そのうえで

「業務の延長線上における同意なき性的行為であり、性暴力に該当する」

と認定しており、この認定の根拠のひとつにも通知書の信憑性と内容が挙げられています。

 

4. 元スタッフや周辺証言による補強

文春が通知書を入手した経緯として、X子さんをよく知るテレビ番組スタッフが

「彼女が嘘をつくような人ではなく、真実が歪められ苦しんでいる姿を見かねた」

と語り、通知書の存在と内容が現実に基づくものである旨を証言しています。

 

5. 反論および限界

中居正広氏側は通知書の内容や第三者委員会の認定に対し一貫して反論し、証拠の開示や認定手続きの妥当性について疑義を唱え続けています。

一方で、通知書自体や一次証拠の全文公開は被害者のプライバシーや守秘義務の関係で一部非公開となっていますが、複数の証拠や第三者機関の存在が信憑性を支えています。

 

なぜ中居側は通知書の内容を否定しているのか

中居正広3

1. 「暴力的・強制的な性的行為は確認できない」という主張

中居正広氏の代理人弁護士は、被害者側が提出した通知書を含む証拠を精査した結果、

「性暴力という日本語から一般的に想起される、暴力的または強制的な性的行為の実態は確認されませんでした」

と、行為そのものを法的定義や一般的イメージに照らして否定しています。

つまり、「同意のない接触や嫌がる相手への行為があった」という被害者側主張には反論しつつ、いわゆる“力ずく”“強制”“暴力”の要素がないとしています。

2. 第三者委員会の認定手法や「証拠の解釈」に対する批判

中居氏側は、第三者委員会による「性暴力」認定や通知書の証拠性に関し、

「中立性・公正性に欠ける」
「広義の性暴力定義(WHO基準など)を独断的に採用し、日本語“性暴力”の持つ極めて否定的なイメージや名誉毀損の影響を無視している」

と強く批判しています。

また、中居側は「証拠開示」を繰り返し求め

「調査が一方的で弁解や反論の十分な機会がなかった」
「偏った解釈で不利益認定された」

と手続きの妥当性自体にも疑義を呈しています。

3. 関係性や事実経過の解釈の違い

さらに、中居側は

「強制性や権力差を利用したものではなく、一定の親密性や合意があった」

と主張し続けています。

両者の間のやり取り・関係性自体(複数回の食事、感謝のメッセージ、親しみのあるやり取りなど)を強調し、「業務上の一方的な権力行使ではない」としています。

この点についても被害者側と激しく食い違っています。

 

中居側の主張と食い違う「事実の経緯」

一方、中居正広および代理人は終始

「暴力的、強制的な性行為の事実は確認できない」
「一定の親密さや同意があった」

と通知書内容や委員会認定自体に強く反論。証拠性や手続きの公正さ、証拠開示のあり方についても徹底的に主張しています。

 

中居側の反論・法的対応の可能性

  • 証拠性・手続き論での攻防激化
    現在のように「証拠開示の不足」「認定プロセスの中立性欠如」「事件の解釈相違」などを理由に、中居側は法務戦略として通知書や委員会認定自体への批判を強める可能性が高いです。

  • 被害者の主張・通知書の内容、第三者委員会の判断に対して“法的見地”から徹底して争うスタンスが続くと予測されます。

  • 名誉毀損・損害賠償請求などの対抗措置
    もしメディア報道やSNS等による「性暴力認定」の社会的影響が重大と判断すれば、中居側が新たに名誉毀損での訴訟を起こすなど、積極的な法的措置に出る可能性も否定できません。

 

通知書で何が明らかになったのか

通知書は、単なる主観的な印象ではなく、

  • 「突然の身体接触」

  • 「明確な不同意の下でのキス、脱衣、胸部接触」

  • 「精神的パニック状態での抵抗と絶望感」

  • 「押し倒し、ベッドへの強要行為」

  • 「出来事の直後から記録された証言と医療記録」

これらを客観的エビデンスとともに、時系列でリアルに記録しています。

 

「具体的行為」公開の意義と残る課題

文春が通知書の内容を報じ、第三者委員会が詳細を精査したことで、この事件は「同意」「権力下の性加害」の現代的課題として大きな社会的波紋を広げています。

一方、通知書現物や医療記録の全文はプライバシー保護の観点から一部非公開となり、すべてがオープンで明らかになったわけではありません。

 

まとめ

通知書には、被害者の同意なしに密室で身体的な接触が行われ、精神的な圧力がかけられ、何度も拒否の意思が伝えられたにもかかわらず、その意思を無視して脱衣やキス、ベッドへの強要などが繰り返されたことが詳しく記されています。

これは単なる噂や一方的な被害申告ではなく、複数の証拠や第三者機関の正式な認定を経て明らかになった、社会にとって非常に重い意味を持つ事実の記録です。

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