人気ダンス&ボーカルグループ「三代目J SOUL BROTHERS」の今市隆二さんが、タクシー運転手への暴行・脅迫容疑で書類送検され、大きな波紋を呼んでいます。
これをきっかけに「三代目脱退説」が浮上し、ファンや関係者の間で今後の検察判断や芸能活動の行方に注目が集まっています。
この記事では事件の経緯を振り返りつつ、検察の動きや脱退の可能性について詳しく解説します。
事件の概要――なぜ書類送検に至ったのか
事件が発生したのは2025年4月。
飲食後に帰宅するため今市さんが乗車した東京都内のタクシー車内で、運転手に対し「殺すぞ」という脅迫的な発言や、腕を引っ張ったりアクリル板を殴るなどの暴行があった容疑がかけられています。
被害者側はすぐに被害届を提出し、防犯カメラの録画も事件の証拠として警察に提出済みです。
運転手の代理人弁護士は「接客態度に問題はなかった」と断言し、示談は未成立という状況が続いています。
今市さん本人および事務所は謝罪文を発表し、今市さんは自宅謹慎、報酬返上という重い処分を自主的に受け入れています。
しかし事件後も反響が収まらず、世間からは厳しい目が向けられました。
被害者代理人弁護士として、レイ法律事務所が31日、声明を発表
三代目J SOUL BROTHERSの今市隆二による暴行、脅迫被疑事件を受けて、被害者代理人弁護士として、レイ法律事務所(担当弁護士:河西邦剛氏、西山晴基氏)は31日、声明を発表しました。
・今市氏と被害者のタクシー乗務員との間に従前の面識はありませんでした
・今市氏は、いわゆる流しの状態のタクシー車両を利用しました
・被害者のタクシー乗務員が、行先指示や経路を誤った、今市氏の言動に反論や反抗した、今市氏を刺激する言動を行った、今市氏と口論になった、今市氏から接客態度を指摘されたという事実は一切なく、今市氏から一方的に行為を受けました
・被害者から、今市氏や所属芸能事務所に対して、示談金や解決金等の名目を含め一切の金銭請求や金銭提案をしたことはこれまでなく、金銭目的で被害届を提出した事実もありません
・被害者は、当職らに初めて相談する前の事件当日、警察署に被害申告をしていました
・今市氏からは、代理人弁護士を通じて、謝罪及び示談提案がありましたが、現時点において示談は成立しておりません
また「車載カメラ映像を確認し、被害者の上記認識が車載カメラ映像と合致していること、乗務員としての接客態度に問題がなかったことを確認しております。被害者の職場等においては、既に被害者が特定されているため、インターネット上だけでなく被害者の身近な生活環境における憶測の排除及び被害者の名誉保護のため、事実関係について補足説明いたしました。被害者への誹謗中傷や憶測の流布、被害者情報の特定等については法的措置を取らざるを得ませんので厳にお控えください」
とも呼びかけています。
芸能活動への影響――脱退説が浮上した理由
日本の芸能界において書類送検や逮捕といった不祥事が発覚した場合、「活動自粛」や「グループ脱退」といった処分が通例となっています。今市さんの場合も例外ではなく、事件発覚後に三代目JSBとしてのライブ、イベント、メディア出演などに影響が出ており、グループ全体への波紋やスポンサーとの関係見直しも迫られました。
なぜ「脱退説」が盛り上がるのか
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グループの看板ともいえる存在での不祥事という“重さ”
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「国民的」グループであり多方面に影響力を持つ
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社会的責任・イメージ回復への徹底がファンや企業から求められる
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芸能界では同様のケースで脱退や契約解除の前例が多い
また現在も示談未成立という点や、事件の社会的影響の大きさから「脱退もやむを得ないのでは」という意見と、「反省の上で復帰してほしい」という応援の声が入り混じり、議論が過熱しています。
所属事務所の対応と公式発表
今市さんの所属事務所LDHは
としつつも、現時点(2025年7月末)で脱退について公式なコメントや決定は発表していません。
自宅謹慎、報酬返上という処分は異例の厳しさであり、事務所側の危機意識の高さが見受けられます。
ただし、今後の処遇については「検察の最終判断」を待つという姿勢が明確です。
「三代目脱退説」の現実性と関連事例
芸能界では書類送検や逮捕が発覚した際、
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活動自粛→反省期間→復帰
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活動停止→グループ脱退・事務所契約解除
という2つの流れになることが大半です。
過去には有名グループのメンバーが事件後に脱退、あるいは無期限の自粛となったケースも少なくありません。社会的批判の強さ、被害者への誠意や示談進展、スポンサーやメンバーとの調整結果などで方向性が大きく分かれるため、今市さんも「脱退か否か」はまさに“今後次第”です。
今後の検察判断――焦点はどこに?
事件は警察の捜査から検察に引き継がれ、現在は
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事件の証拠(ドライブレコーダー・音声記録など)
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被害者・加害者双方の供述
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示談成立の有無
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本人の反省・謝罪
などを総合的に精査して、刑事処分(起訴・不起訴・起訴猶予など)が決定される段階です。
芸能人特有の「情状酌量」要素
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社会的影響力の大きさ
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初犯かどうか
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本格的な謝罪・社会貢献の取り組み
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示談成立など被害者側の許し
これらはすべて最終判断に影響しますが、「著名人だから甘い判断になる」というわけではありません。現状、示談未成立、被害者側が厳正な処分を求めている点は重く見られるでしょう。
ファン・スポンサー・世間の声
SNSやネット掲示板では
といった応援も見られますが、
という苦言も非常に多いのが現状です。
特に三代目JSBは大規模なスポンサー契約や多方面でのコラボ、テレビ番組の出演など社会的露出が多いため、今市さん個人の処分だけでなくグループ全体への影響にも注目が集まっています。
今後の注視点とまとめ
今後の最大の焦点は、
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検察による刑事処分の判断(起訴・不起訴・起訴猶予など)
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示談の進展と被害者側の姿勢
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事務所・グループ・本人の公式発表
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ファン・スポンサー・世論の動向
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三代目JSBの活動方針への波及
いずれも現時点では「決定事項」はなく、公式コメントや検察発表を待つ段階です。
結論
今市隆二さんの書類送検により、「三代目脱退説」が現実味を帯びて語られるようになりましたが、2025年7月末
処遇の鍵を握るのは、これからの検察判断や示談の進展、本人の誠意ある行動――そして社会やファンの反応です。
芸能界・音楽界にとって「信頼」は最大の資産。今市さん、そして三代目JSBがどんな結論・行動を選ぶのか、引き続きその動向に注目せざるを得ません。